


脱力して床に倒れ込む天乃。平八郎は、快楽に堕ちた天乃の痴態にしばらく言葉を失っていたが、不意に、天乃が絶頂する直前に自らの脳裏に流れ込んできた光景に、何かを気付いた様子を見せる。床に倒れ込んで息を弾ませる白濁塗れの天乃に近付くと、天乃に対して静かに語りかける。
天乃から領収書のミスをめぐる一部始終を聞いた平八郎は、そのミスが何者かに偽造された可能性があり、実は天乃が被害者であったと考え始め、真相究明を決意する。その上で、天乃を抱き上げて、会議室を出て行く。天乃は、平八郎の予想だにしない反応に思わず涙ぐむ・・・(完)。
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