
最終的には、見学者たちが加わって強行された「贖罪の儀式」。天乃は、彼らの欲望に汚され続け、何度もイカされて、数時間が経過しようとしていた。依然として、天乃の身体からは怪異と見られる現象が確認されないまま、儀式は、男たちの精根が尽きた頃にようやく終了した。
会場内は、先ほどまで怒号と喘ぎ声に包まれていたが、今は、無数の男女の息遣いが漏れるばかりで静まりかえる。
寝台に横たわって、白濁に塗れた全身を小刻みに震わせる天乃。受難を経たその脳裏には、前世の記憶が再び蘇ろうとしていた・・・(次回完結)。
コメント